PMP

PMPとは!?資格の難易度と試験内容・対策

2021年3月4日

PMPってどんな資格なの?試験内容や難易度ってどのくらい?

 

これらの疑問に答えます。

こんにちわ。たにはるです。今回はPMPという資格について分かり易く説明していきます。PMPの説明の前に僕の自己紹介をします。

 

・大手SIer勤務の中間管理職

・PMP取得5年目

 

これから就職される方、既にIT企業などで働いている方に向けて解説します。

 

PMPとは!?

プロジェクトマネージャー関連の資格は大きく2つ存在します。1つ目がPMP。2つ目がプロジェクトマネージャー試験です。

 

PMP

PMPとは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。米国にPMI本部という組織があり、米国PMI本部が認定する資格になります。そのため、法的な資格・免許ではありません。

 

プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験とは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が認定する国家試験です。PMPと異なり、法的な試験・免許になります。

 

PMPについて深堀します。PMP試験はPMBOKと言われるPMIが策定した知識体系に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。PMBOKの内容が実務に沿った内容となっており、プロジェクトマネージャー試験より実用性・実効性に長けたスキルを身に着けることができます。

 

PMPの試験内容について

PMP試験は、テストセンターでPCを使って受験します。200問の選択形式で問題が出題され、合格水準は106問/175問以上(60%以上の正答率)で合格となります。全部で200問ですが、内25問が採点されないダミーのテスト問題になっています。

 

受験回数・期間には上限があり、受験申請をPMIが受理してから有効期間1年以内に受験する必要があります。 不合格となった場合は、申請受理から1年以内であれば3回まで再受験が認められています。しかし、3回不合格となった場合は、その後1年間は受験をすることができません。

 

試験時間は4時間とかなりの長丁場です。ただし、途中退出やトイレの利用は可能です。体力的にも精神的にも疲弊しますが、1回目の試験に不合格となった場合は、知識が新しい内に2回目を受験することをおすすめします。

 

PMPの難易度について

PMPの難易度ですが、先ほどのプロジェクトマネージャー試験と比較すると合格率が高いです。というのも、PMP試験はプロジェクトマネージャー試験と異なり以下のとおり受験資格が定められています。

・プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験

・35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講

 

これらの条件があるため、プロジェクトマネージャーとしての実務経験と知識がある人にのみ受講資格が与えられています。そのため、合格率もおのずと高くなります。この条件をクリアして且つ試験に合格する必要があるため、難易度という意味では、決して容易に取得できる資格ではありません。

 

PMPの活用事例について

前章で説明したとおり、実務経験と試験合格がセットとなった資格であるため、プロジェクトマネジメントスキルのお墨付きをもらうことができます。そのため、企業からの評価は非常に高く、IT企業に限らず、建設コンサルタントやゼネコンなど、プロジェクトマネジメントに関心を持つ建設関連の企業でも高い評価を得ています。また、国や市町村でのシステム調達の要件としてPMPを取得した社員がプロジェクトを管轄することが条件に定められていたりと、非常に有名で名誉ある資格になっています。PMPを取得して活躍の場を広げてください。

-PMP

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