世の中にはさまざまなシステムが存在し、我々の生活は支えられています。
そんなシステムの戦略・設計・構築・運用までのベストプラクティスが「ITIL」です。
今回、ITILの内容・難易度・試験対策を解説していきます。
ITIL以外にオススメする資格情報もあります。こちらを参考にしてください。
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大手SIerエンジニアのオススメ!絶対仕事に役立つ資格3選!!
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それでは早速、ITILについて説明していきます。
ITILとは?
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、
成功事例(ベストプラクティス)を体系化したITシステムのライフサイクルマネジメントに関するガイドラインをさします。
ITILの資格体系は以下のとおりです。
- ITILファンデーション
- ITILエキスパート
- ITILマスター
ITILファンデーション認定を取得することで、
サービスマネジメントにおけるITILの知識を得たことを証明することができます。
また、サービス・ライフサイクル(戦略、設計、移行、運用、評価・改善)を学ぶことで、
ベストプラクティスを習得することができるのです。
サービス・ライフサイクルは次の5つの段階があります
- サービスストラテジ<戦略>
- サービスデザイン<設計>
- サービストランジション<構築・テスト>
- サービスオペレーション<運用>
- 継続的サービス改善
ITILファンデーション認定試験では、これらの用語に関する試験となります。
サービス・ライフサイクルは、エンジニアの方であれば実務に沿った内容で取っ組みやすいですが、
その他の職業の方であれば、最初は戸惑うかと思います。
試験の難易度
難易度は、ITILファンデーション < ITILエキスパート < ITILマスターとなっています。
実は、具体的な合格率は公表されておりません。
しかし、スクールや講師をされている方から入手した情報では以下の通りとなっています。
ITILファンデーション(70~80%)、ITILエキスパート(50%)、ITILマスター(20%)
ITILファンデーションについては、業務経験にもよりますが3日間程度の学習で十分習得できます。
私が利用した参考書は以下です。既にIT企業などで働いている方であれば一通り目を通すことで合格も可能だと思います。
試験対策(ITILファンデーション)
試験対策は、過去問を解くことをお勧めします。
私自身、過去問を解いて合格しています。
このコロナ禍で資格取得をめざすのであれば、オンライン講座がオススメです。
入社したばかりの新卒や将来に不安のある大学生などは、
今、このタイミングで資格を取得しておくと、周りより一歩先を進むことができます。
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学習のポイントは、ITILのサービス・ライフサイクルの5段階を理解し、
その5段階でのプロセス(専門用語)を理解することです。
試験内容は4択の選択形式となっています。
おわりに
ITILは、システムエンジニアにはオススメの資格です。
実務を行う上でベストプラクティスを知っているのと知らないのとでは業務に大きな差が生まれます。
難易度も優しめの試験なので積極的にトライしてみてください。
また、こちらのページでシステムエンジニアの一日のスケジュールを公開しています。
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