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文系がシステムエンジニアになるときつい。新卒が知っておくべきエンジニアの実態

2020年4月19日

「文系ってシステムエンジニアになれるの?」

「システムエンジニアになっても、実務についていけるのだろうか?」

という、不安にお答えします。

話の前に、まずは私の簡単な自己紹介をします。

大手SIerに10年以上勤務

 PMとして数々のプロジェクトを経験

リクルーターや新人育成にも従事

今までいろいろな業務に携わってきましたが、その実体験から得たことを皆さんにお伝えします。

就職や転職で悩んでいる人、今の業務に不安を感じている人に読んでいただきたいです。

文系がシステムエンジニアになるときつい。新卒が知っておくべきエンジニアの実態

リクルーターを担当していると、

「私は文系なのですが仕事や研修についていけるのでしょうか」

不安を抱いている人と会う機会が結構あります。

質問をいただくと、とっさに「大丈夫」と言ってしまいがちですが、私は内心いつも、

文系の人はシステムエンジニアを目指すべきではない

と思っています。

では、なぜ「文系の人はシステムエンジニアを目指すべきではない」と感じているのでしょうか。

 

なぜ文系の人はシステムエンジニアを目指すべきではないのか

なぜ「なぜ文系の人はシステムエンジニアを目指すべきではない」となるのか。

理由のひとつが、スタート時点で理系卒と大きな差があるからです。

理系は高専や大学でプログラミングに触れてきているので当たり前ですよね。

この大きなギャップを受け入れ、乗り越えていけるマインドを持った人でいないと本当にツラいと思います。

大手企業では、入社後3か月~1年間ほどの研修期間を設ける会社があります。私の会社も同様でした。

その研修期間の中で、プログラミングスキルやロジカルシンキングなど

エンジニアに必要な教育を受けます。

また、Javaや基本情報技術者試験の資格を受講するなど、みっちりと叩き込まれることになります。

この期間で、「置いていかれる人」「難なくこなす人」とに大きく分かれてしまいます。

文系の人のすべてがプログラムを組むロジカルなセンスがないとは言いません。

しかし、触れてきていない分、苦手意識を持ったまま研修を受けたり業務を行うことになり、

仕事に対するモチベーションはあがらない新人を多く目にしてきました。

これらのギャップを埋めるためには、相当の努力が必要になります。

システムエンジニアの仕事内容は以下のリンクでも解説していますので、

実務内容についてはそちらを参照してください。

【就職者向け】実録!SEの仕事内容 ~JRシステム障害から見えるSEの現場~

続きを見る

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「じゃあ、文系はシステムエンジニアになれないの?」

そんなことはありません。

私の勤める会社でも文系卒で活躍しているシステムエンジニアは実際にいますので諦める必要はないのです。

今までの話のポイントを要約します。

(1) 入社時点で理系卒に劣ってしまう。
(2) 理系卒に追いつくために自己学習などの努力が必要となる。
(3) 文系も就けない職業ではない。努力がモノをいう。

じゃあ、「そこまでして文系が目指す価値のある職業なのか?」について、少しお話します。

なぜ、システムエンジニアをめざすのか

別に、システムエンジニアのネガティブキャンペーンを行っているわけではありません。

ここでしっかりシステムエンジニアの良さを3点説明しておきたいと思います。

年収が比較的高い職業

企業研究などを行っていれば誰でも聞いたことがあるワードだと思います。

私の感覚では、医師・弁護士などの士業>金融>コンサルティング>IT(システムエンジニア)

だと思っています。

自然災害・感染症などの災害リスクの影響を受けにくい職業

昨今の新型コロナウィルスの影響で、営業停止を余儀なくされ廃業や

失業などに遭っている人がたくさんいます。

しかし、システムエンジニアは違うようです。

システムエンジニアが扱うシステムは、社会インフラと言っても過言ではありません。

システムが止まると社会全体が停止してしまうため、

システムエンジニアは必要不可欠な存在なのです。

そのため仕事を失うリスクの少ない業種だと思います。

実際に、在宅勤務にて業務継続を行っている大手企業は多いです。

具体的な仕事内容をまとめた記事も書いているので気になる人は見てみてください。

システムエンジニアの仕事内容(タイムテーブル)をご紹介。まさに在宅ワークに適した職業。

続きを見る

AIなどに仕事を奪われない職業

将来、AI(人工知能)に奪われる職業がある。

そのような記事を読んだことがある人はいると思います。

しかし、システムエンジニアはその対象にはなりません。

なぜならAIをコントロールするのがシステムエンジニアだからです。

システムエンジニアなくしてAIは動かないのです。

強い意志をもって取り組む必要がある

少し話が脱線しましたが、これらのメリットを魅力的に感じ、

システムエンジニアを志す人が増えることは良いことだと思います。

しかし、文系の人がシステムエンジニアになろうとした場合、

ハードルが高いのは事実なのです。

私は、自分がこの職業に向いてないのではないかと自問自答する新入社員をたくさん見てきました。

その人達は本当に悩み苦しんでいたと思います。

だからこそ、ここでお伝えしたいのは、正直きついという事実です。

私がここまで言う理由のきっかけは実体験にもあります。

実体験の内容については以下のページで纏めています。

【体験談】文系卒の後輩システムエンジニアが辞めていった話。やはり文系には辛い職業。

続きを見る

少しでも自分に合っていないと思ったら早いうちに転職すべき

自分なりに頑張って、考えて、それでも事態が好転しない場合、早めの転職をオススメします。

転職サイトのカウンセリングを受けることで、

自分の新しい可能性に気付くこともできます。

一方で、「もっと頑張ってみる必要があるかな」と自分を鼓舞するきっかけを

与えてくれる場合もあります。

私も過去に、現職に悩んだ時期がありカウンセリングを受けたことがありますが、

私の場合は自分を鼓舞するきっかけを貰いました。

悩んでいる方は一度カウンセリングを受けることをオススメしたいです。

無料の転職支援サービスあり【ココカイゴ転職】

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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