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【就職者向け】実録!SEの仕事内容 ~JRシステム障害から見えるSEの現場~

2020年2月11日

2月も中旬になり、いよいよ就職活動が解禁する時期が近づいてきました。3月から企業エントリーが開始され、早いところでは4月から試験・面接が始まります。しかし現時点、どこの会社・業種にエントリーしようか悩んでいる方は結構多いのではないでしょうか。

今回、『SE』の仕事内容を実体験をもとに、良い面、悪い面を赤裸々にお伝えしたいと思います。

『SE』と『プログラマー』の違い

「SE」と「プログラマー」は、どちらも同じ職種として表現されることがありますが、仕事内容は大きくことなります。私の所感になりますが、それぞれの特徴を纏めると以下の通りです。

SE(システムエンジニア)
… システム開発(主に上流工程)、導入、保守業務を担う。お客様と直接会話し、お客様が求めているサービスの提案や機能要件の取りまとめなどを行う。業務知識やコミュニケーション能力が求められる。
プログラマー
…  開発(主に下流工程)を担う。SEが設計した基本設計書をベースに、プログラムに落とし込む。いわゆる詳細設計・製造・総合テストまでを行う。
SEとプログラマーで業務内容が異なるため、自分に合った職業を選択してください。

『SE』になるには

『SE』になるには、特別な資格や専門学校を卒業する必要はありません。文系は無理なんじゃないか?と不安になる学生さんは多いですが、私の会社においても文系出身者が3~4割を占めます。

ただし、学生の内に取得しておいてほしい資格があります。それは「基本情報技術者(通称:FE)」です。

内定後に研修等を行う企業が多いと思いますが、研修の中でFE試験対策などを実施し、取得を促す会社がほとんどです。また、転職や他業種への就職の際も有利な資格なので、取得しておいて損はありません。

『SE』の辛い仕事事情

2020年2月10日、以下のニュースが飛び込んできました。
就職活動の自己PRや面談において、「世の中の役に立つ仕事がしたい」と希望を胸に頂いている学生は多いと思います。ここで覚えておいてほしいのは、「世の中の役に立つシステム」=「責任重大なシステム」ということです。
今やインターネットはライフラインの一部であり、皆さんが触れるアプリやシステムは、必ずといってよいほどインターネットに接続され、生活に必要不可欠な存在となっています。そして、それらの開発・導入・保守を担当しているのがSEなのです。
障害発生が午前4時、復旧が午前9時と報道されています。
おそらく深夜にシステムメンテナンスを実施し、障害が発生したものと思われます。
その後、朝方まで復旧活動に尽力されているはずです。一般市民の生活に大きな影響を与えるシステムは、障害が命取りになります。
障害発生を未然に防ぎ、正常稼働を支えるのがSEの仕事です。これらの責任は重大であり、プレッシャーが重くのしかかる事もあります。

『SE』のメリット

ここでは『SE』のやりがいをお伝えします。私が考える『SE』になるメリットは以下の通りです。

・技術を習得できる(手に職)
・転職し易い
・世の中に影響を与えるシステムを開発できる
・年収が高い
特に、手に職は大きなスキルだと思います。これからの世の中は副業の時代です。手に職をつければ、フリーランスとして働くことも可能です。そのため、同業はもちろん他業種に対しても転職がし易い職業だと思います。実際、SEを数年経験したのち、コンサルティング会社や外資系、公務員などに転職する人たちを見かける機会は多いです。

おわりに

就職活動を行う際は、後悔のないように全力で取り組んでください。これからは働き方改革などが推し進められ、年功序列から成果主義へシフトします。しかし、中途より新卒の方が目標とする会社に入りやすいのは事実です。皆さんの就職活動が実りあるものになる事を願います。

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